関節リウマチと随伴症状に苦しんで  K さん 51 歳男性

症例報告

201x年2月ごろ、突然手に激痛が走り、握力が5まで低下、以降手足にこわばりなどの症状が現れ始めました。6月に病院で血液検査した結果、関節リウマチと診断されました。

7月から鍼を始め、パルスやマッサージも受けました。直後は楽になるなどの効果はあったのですが、長持ちせず、通うのをやめてしまいました。

11月にアデノウイルス性結膜炎に感染。疲れが溜まると目が見づらいようになってしまいました。

同僚から辻本先生の紹介を受け、2014年1月から通院しました。鍼灸院は古いマンションの一室で、猫もいて、窓からは中庭で遊ぶ子どもたちの声が聞こえてきます。生活感があって、ほっとする環境で、私には好ましく思えました。

1回目の施術を受けると、もやがかかったように見づらかった視力が復活し、また肩・腰が軽くなり、久しぶりに体が楽に感じました。

背広を着る動作が辛かったり、手指・足指がこわばったりするのですが、心配だった冬から春への季節の変わり目も、何とか無事に乗り越えられ、ほっとしています。

 

Kさんは、関節リウマチの症状緩和で来院されたのですが、いらっしゃったときは、視力低下のために仕事にたいへん差しさわりがある状態だったので、まずその対策を行いました。

頚部や顔面部へ鍼を施し、背部に吸玉をかける施術を行うと、目の障害が緩和し、たいへん喜ばれました。

それ以降、10日に1回のペースで来院され、冷えを中心とした手足のコリ対策、自律神経の調整、仕事からくるストレスの軽減と安神(心を穏やかにする)といった施術を行っています。

Kさんは施術にたいへん意欲的でらっしゃいます。それにお応えできるようにがんばりたいと思っています。