201x年夏に女の子を授かりました。妊娠高血圧症のため36週で帝王切開の出産でした。
出産後2~3ヶ月で蕁麻疹が出て、アレルギー体質が進んだように思えました。肩・腰も張り、体調もすぐれません。子どものころには心室中隔欠損症があり、高血圧の家系で、眼圧が高いためなのか頭痛にも悩まされます。
主人と相談して、もう1人子どもを産みたいと強く思っているのですが、この体調ではもう1人どころか、育児にも不安が募っていました。
以前勤めていたとき、鍼を経験していたので、辻本先生に診ていただくことにしました。
鍼を始めると、首や腰が楽になり、頭痛も減っていきました。体がむくむことが多かったのですが、お小水がうまく出せるようになって、治まっていきました。201x年末には生理が始まり、体調も7割くらいまで戻った感じになりました。
このたび主人の仕事の都合でアメリカに転居することになり、辻本先生の施術を受けられなくなりますが、育児にも二人目にも少し希望が持てるようになりました。
Sさんは、大学卒業後IT関係の企業に長く勤められ、早朝から深夜までハードな仕事をこなしていらっしゃいました。
その後も40歳での妊娠・出産・育児と休むことなく、忙しく過ごしてこられたため、体はかなり疲れていらっしゃいました。
足は冷えているのに、上半身はほてり気味。足にお灸を50荘すえても熱さをまったく感じないなど、体のバランスが大きく乱れた状態でした。
根本的な体調を戻すために、積聚(しゃくじゅ)式を行いながら、肩こりや腰痛、アレルギー症状など、そのときお困りの症状を緩和する、という施術を続けました。
育児をしながらの海外生活はたいへんだと思いますが、Sさんはとっても楽観的に行動される方ですので、新しい環境にもうまく対応されることと思います。