噛みしめ、頬のだるさ、痛みの対策

身体へのヒント

毎週来てくださる患者さんが、頬が張る、噛みしめている、だるいとおっしゃる。で、事務所近くの歯科医に相談したら、かみ合わせが悪いと、何度も歯を削られる。それでも改善しないというと、インプラントを強く勧められたという。

えー、私は歯科医ではないから、はっきりと言えないけど、今時、噛みしめとか、歯ぎしりの治療法として、噛み合わせの調整などを、行うのだろうか。このような咬合治療は、安易に行わないのだと思っていたのだけど。

さすがに理にかなわないと思い、その歯科医に行くのはやめたとおっしゃる。

で、顔や頸部を診察すると、咬筋も、側頭筋も、乳突筋も、斜角筋も、強く硬直している。で、その辺りを緩めるように、鍼を刺す。解剖学的な知識があれば、中医学の知識も、鍼灸学校で習う以上の鍼の技術も必要ない。硬いところに、刺す。

(とは書いたけど、さすがに、それだけしかしない、わけではない。経絡や弁証も行うし、。他の技術も、知識も使う)

で、4回目。頬は自覚的に緩み、痛みも張りも感じない、とおっしゃる。マウスピースも使うのをやめた、と。

まあ、何事も、いろいろな解決方法がある、ということなのだと思う。