初春の不快な身体感覚について

エッセー

花粉症であるので、抗ヒスタミン剤や、坑鼻炎剤も飲んでいて、いつも身体の重だるさを感じているのだけど、それとは別に、身体の中心に熱があり、それが身体を温めようとする。身体は、まだ季節は冬だと判断しているようで、寒さの被害を受けないように、体を温めようとしているようだ。

いっぽうで、もう気温は15℃ほどあり、皮膚は熱さを感じない。身奥の感覚に合わせて、厚めの服を選ぶと、外に出ると暑すぎる。

こういう状態で、身体が生み出す熱が、ひどく煩わしく、重くだるく感じる。

この熱の感覚は風邪かと思い、体温を測るのだけど、平熱。アレルギーというより風邪という感じが強いのだけど。そうではないようだ。

このような、身体の感覚のずれがあって、それと気持ちのあいだの収まりが悪いので、ひどく感情がいらついてしまう。イライラして、怒りっぽくなる。

3月中旬から4月上旬まで、こういう身体感覚を訴える方が多い。特に今年は。去年から多くなった気がしている。