うっすらと汗を書いているのに、腰に灸をすると気持ちがいい Sさん44歳女性

症例報告

販売員をしています。いつも慢性的に腰に痛みがあり、疲れが蓄積してくると、左の肩甲骨の上が激しく痛みます。手足は冷えて、特に冬は耐え難いほどになります。

体力がないので、頑張るとすぐにしっぺ返しを受けて、反動でやる気が失せてしまいます。

Sさんは体重が45kg、疲れてくると食べられなくなり、体重が30kg台近くまで落ちてしまいます。婦人科の病気もお持ちで、お若いころ、無月経の期間が続いていました。

Sさんは、複合的な症状をお持ちなので、多面的に診断・施術する必要があるのですが、まず考えてみたいのは、Sさんの訴えられる「冷え」についてです。

ご説明したようにSさんはとっても痩せていらっしゃるので、そういう体型の方は身体が冷えるというのは、直感的に納得しやすいのですが、果たしてそうなのでしょうか。

例えば、Sさんは施術室のベッドに横になっていただくと、手の指、足関節の先は氷のように冷えているのですが、脛や大腿部、腹部はとても暖かく、顔や背中にはうっすらと汗が広がっています。身体が冷えているのに、なぜ汗をかくのか? これをみるだけでも、身体の中で起こっていることが、単純ではないことが予想されます。

「冷え」については、とても複雑です。機会をみて、書かせていただきます。

※ 写真は、うちのネコ「こむぎ」です。やっぱり、ちゅーるが大好き。何かが入っているのじゃないかな、と思うほど大興奮です。