猫と鍼・灸

エッセー

動物でも鍼灸が有効であることをご存知でしょうか。

古代から馬や牛といった家畜は、現代のクルマや重機のように、生産を支える重要な要素でした。生活は豊かではありませんでいたから、家畜が病に倒れると、家族が路頭に迷うことも珍しくはありません。
そこで動物に対する医療技術も、人に対するのと同等に、あるいはそれ以上に発達しました。

東洋医学では、人間と同じように動物にもツボや経絡があり、人と同じように対策します。動物も、それが身体を回復させる手段であることがわかるかのように、おとなしく鍼や灸を受けます。
信頼関係を築くことができれば、痛いのではないかと不信を持つ人間よりも、楽に施術ができるというのは皮肉ではあります。

あ、鍼灸師は動物への鍼灸は行えません。あわせて獣医師の免許が必要です。