なぜだかわからないのだけど、本院は、オーストリアの患者さんが多い。オーストラリアではなく、オーストリアである。
2025年最後の患者さんは、オーストリアで医療関係の研究機関で仕事をされている30代の男性。日本と、イギリスと、オーストリアの医師の資格をお持ちである。看護師のお母様のご紹介でいらっしゃった。
非常にお疲れでいらっしゃるので、症状を伺って、施術する。疲れているという意識はなかったのだけど、身体の芯から何かが染み出すような感覚で、思わず寝てしまいそうになった、と喜んでいただく。
生成AIと医療の未来とか、最近の向精神薬についてとかいった雑談と、ご本人の将来のお話をしたのだけど、最終的には杉並で両親の跡を継いで、家庭医としてやっていきたい、そのためにいろいろな経験を積んでいる、と。区民にとっては大変ありがたいこと。その折には、私の身体もお願いしたいと申しあげる。
年末押し詰まってからの施術でと、過分な代金をいただく。喜んでお受けしたのだけど、それよりうれしかったのは、お見送りのときに、握手を求められたことだった。

