東洋医学と西洋医学は、安易に混ぜ合わせられない

Staff Blog

(掲示の形式が異なるので、ちょっと当惑した)

先日、脊柱管狭窄症の治療に関する講習会に参加した。

講師は、斯界に実績のある、長く病院で慢性疼痛の治療に当たっていらっしゃる先生である。

最後になって、参加者からこういう質問が出た。「先生は、狭窄症であるかの診断の目的で、患者さんの肌の状態とか、体毛の状態とかを観察されますか?」

答えは「そんなことはしません。湾曲があるかを観察するくらいです」というものだった。

察するに、質問者の方は、東洋医学系の先生から「体表面の観察によって、体内の状態を推測することが可能であること。例えば、体毛は身体中の臓腑を守るために、その外部上の皮膚に繁茂することがある。胸背部に体毛のある方は、今は、呼吸器症状がなくても、小児喘息の病歴を考えてみるとよい」のようなことを教わったのではないか。」

私は中医学をメインとする専門学校に通っていたので、低周波治療器の使い方もほとんど習わなかった。で、よく先生が言っていたのは「東洋医学と西洋医学は、まったく異なる。混ぜると危険」。

まあ、そうなのだろうけど、やっぱり、21世紀である混ぜされれば便利だし、混ぜると危険なのなら併用すれば便利だと思う。でも、そのやり方を教えてくれる先生は、いないだろう。