この記事は、要点がよくまとまっていると思います。
>以下記事から抜粋:文責辻本
「腰痛の原因が特定できない約80%弱の患者さんは、ストレスによって痛みを引き起こされています」
「そもそも痛みの程度は個人の主観によるところが大きい。他人には判断ができず、本人が“腰が痛む”と言えば、医師としては腰痛と診断するほかありません。例えば、腰痛の度合いを10とした場合、痛みでまったく動けない人もいれば、日常生活に支障がない人もいます。また、そのうちの5程度が治療によって改善されて、“ラクになった”と感じる人もいれば、9ほど改善されても“まだ痛む”という人もいるのです」(福島県立医科大学の大谷晃司教授。)
こうした違いは性格や考え方、ストレスの感じやすさなど個人の性質にかかわる。生まれてから今までに培ってきた性質を変えない限り、痛みの度合いや感じ方は変わらないのだ。
そこで、大谷教授が東京大学医学部付属病院麻酔科・痛みセンターの精神科医、笠原諭助教とともに行っているのが『認知行動療法』だ。やり方は、その日に起こった出来事の詳しい状況・思考・行動を、日記やノートに書くだけ。