腰部コルセットは効果があるのでしょうか?

身体へのヒント
腰痛の対策・予防にコルセットが有効であるという医学的エビデンスはありません。

これに関して、2つの意見を引用します。

両方同じ腰痛コルセットに関するコメントですが、ニュアンスは違います。辻本は個人的には、長谷川先生の記事が正確な表現であると考えています。

最初は、『週刊朝日』2014年11月7日号より抜粋された記事。文中「石橋医師」は、伊奈病院整形外科部長石橋英明医師です。

以下記事——————————————————-
Q2 コルセットやギプスはずっと着けていたほうがいいってホント?
A 長く使い続けていると、筋肉が弱くなります。

人間のからだには、傷めた組織を修復する力が備わっており、軽度の損傷は、時間が経てば自然に治ります。同じように打撲やねんざ、ぎっくり腰になった場合でも、時間が経てば自然によくなっていきます。

「患部は安静に保たれていたほうが治りやすいので、ひざを痛めたらサポーターや固定装具を、腰を痛めたらコルセットや腰痛ベルトを装着します。これによって、ひざや腰に余計な負担をかけず、治りやすくなります」(石橋医師)

しかしコルセットなどを習慣的に使うのはよくありません。たとえばぎっくり腰の場合であれば、初めの1週間ぐらいはコルセットや腰痛ベルトを使ったほうがいいでしょう。しかし、それ以降はできるだけ外したほうがいいそうです。

「『腰痛ベルトを着けていると楽だから、ずっと着けていたい』『コルセットを外すと、痛みがぶり返しそうで怖い』という高齢の人もいます。しかし、長く使い続けていると、筋肉が弱くなり、痛みが長引く原因になります。外出するときは装着して、家の中で過ごすときは外す、というように装着時間を短くしていって、徐々に外す方向に持っていくとよいでしょう」(同)

装具は、自然治癒を助ける大事な道具。正しく使いましょう。
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出典はこちら

もう一つは、本Hpにたびたび引用させていただく長谷川淳史先生のFaceBookの記事。

以下記事——————————————————-
それから腰部コルセットを長期間装着しても、筋力は低下しないというエビデンスがあります。腰痛の対策にも予防にもなりませんけど、筋力低下が起こらない以上、患者さんが使いたいと思うのならプラシーボ効果が期待できます。これも費用対効果を考えてもらえればと思います。
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いずれにしろ腰痛コルセットで期待できる効果は、上記のレベルであることを理解したうえでご利用になるのが賢明だと思います。