精神科医神田橋條治先生の経絡治療の本

トピック

「内科医が、薬の処方をしないとなると、どのような治療がおこなえるのか」

そういわれた。なるほど、現代の内科医は、処方医ということなのだな。この本のカバーにあるように「(精神科でも) 治療・援助は、薬物投与が大半となった」とある。

残念ながら、現代の病院医療では主流とはいいがたい神田橋條治先生の「身体の持つ自然治癒力」へ希望を託す本である。タイトルにあるように経絡・ツボに関わる治療を説かれる。

私は医師ではないし、神田橋先生を全面的に理解しているものでもないので、ここに書かれていることを、全面的に取るものではないけど、ささやかながら自分の経験と照らし合わせて、腑に落ちるものも多く、勉強させていただいた。

安倍徹、三木武夫、春日武彦、河合隼雄、養老孟司。平成・令和と世代は変わり、医師の姿も変わっていく。