IT系のお仕事をしていらっしゃる30代の男性。趣味でときどきDIY作業をなさるそう。
今回の主訴は、腰部の痛み。
着座時間が圧倒的に長すぎるし、モニタを見るための頸部の屈曲、マウス・キーボードを使うための上腕や手首の継続屈曲・伸展、スマホを見るための手首の継続内転。それらが組み合わさって、最終的に腰部の疼痛を誘発していると判断し、頸部、腰臀部に鍼を刺している。
目標の筋肉や腱を決め、触診等でその位置を選んでいる。トリガーポイントなどの理論は反映していない。鍼の長いものは130mm、25mmから60mmのものを主に使い。基本的にどれも鍼先を骨に当てている。
さすがに初心者の方に、これだけの数の鍼を刺すことはしない。かなりの刺激であるから。