施術法

トピック

単なる金属棒で、痛みは取れるのか

写真は鍉鍼 (ていしん) という種類の鍼です。銀色のものは銀製、金色のものは先端が金でできています。私は積聚 (しゃくじゅ) 治療という方式の施術を行うので、この鍉鍼はその治療用に作られています。通常...
痛み

膝痛の治療について 241018

IT系のお仕事をしていらっしゃる30代の男性。趣味でときどきDIY作業をなさるそう。今回の主訴は、腰部の痛み。着座時間が圧倒的に長すぎるし、モニタを見るための頸部の屈曲、マウス・キーボードを使うための...
身体へのヒント

膝痛の治療について 241015

ヨガであぐらを組むポーズのときに、膝に痛みが発生するという64歳の女性。脛骨内側顆から粗面辺りに、25mmの3×3カ所に鍼を刺しています。どの鍼も骨 (脛骨) に当たって、止まっています。この痛みを感...
身体へのヒント

刺す鍼の数の多い、少ない

当院では、身体に刺す鍼を1本も使わない治療も行いますし、必要なら写真のような数の、長さ・太さ様々な鍼を、一回の施術に使うこともあります。どちらが効果があるのか、それは一概に言えません。「刺せば刺すだけ...
長い、太い、強い鍼

噛みしめ、目の疲れ、顔面疲労に

現代人は、その意識があるか、ないかに関わらず、ほぼ全員、仕事や、ゲームや、SNSへの集中の代償に、眼精疲労を起こし、歯を噛みしめ、頬を強張らせて、頭・顔面部を過剰に緊張させています。顔面や頭部の皮膚、...
長い、太い、強い鍼

膝など靭帯の接合面の痛み

膝の周囲には、複雑に靭帯が付着している部分があります。靭帯は、筋肉と違って厚みがありませんが、ここの血流が不足すると、膝に痛みを発生させます。筋肉であれば、少ない本数でも長く深く刺すことで、広い体積に...
長い、太い、強い鍼

100mm、135mmの鍼も使います

筋肉と骨の結合部に鍼を刺し入れたいとき、例えば、体格のいい男性や女性の大殿筋を貫いて、腸骨にくっついている靭帯部分に達するためには、かなりの長さの鍼が必要です。坐骨神経痛の治療のために、大腸筋に鍼を入...
刺絡

刺絡と、感覚神経と、意識・意欲

精神的な病症と戦う患者さんがいらっしゃって、もう3年ほどのお付き合いになるのだけど、体の中の「不必要な熱の感覚を取りたい」という。それは「ほてり」というものだと思う、という。『不必要な熱の感覚』という...
痛み

刺絡して、鎮痛する

瘀血(おけつ)は、東洋医学的な意味での「血(けつ)」が、体内で滞り、沈殿した状態のことを言い、西洋医学では「抹消静脈系の微小循環障害」と理解されています。瘀血が存在すると、激しい痛みを発生させる場合が...
痛み

カッピングと運動で、鎮痛する

カッピングした状態で、身体を動かしていただくことで、関節可動域を広げ、痛みを取る、という療法です。身体機能の解釈と、鎮痛治療の技法には、いろいろなものが開発されています。筋肉と、それを包む筋膜の癒着を...