施術法

身体へのヒント

刺す鍼の数の多い、少ない

当院では、身体に刺す鍼を1本も使わない治療も行いますし、必要なら写真のような数の、長さ・太さ様々な鍼を、一回の施術に使うこともあります。 どちらが効果があるのか、それは一概に言えません。「刺せば刺すだ...
長い、太い、強い鍼

噛みしめ、目の疲れ、顔面疲労に

現代人は、その意識があるか、ないかに関わらず、ほぼ全員、仕事や、ゲームや、SNSへの集中の代償に、眼精疲労を起こし、歯を噛みしめ、頬を強張らせて、頭・顔面部を過剰に緊張させています。 顔面や頭部の皮膚...
長い、太い、強い鍼

膝など靭帯の接合面の痛み

膝の周囲には、複雑に靭帯が付着している部分があります。 靭帯は、筋肉と違って厚みがありませんが、ここの血流が不足すると、膝に痛みを発生させます。 筋肉であれば、少ない本数でも長く深く刺すことで、広い体...
長い、太い、強い鍼

100mm、135mmの鍼も使います

筋肉と骨の結合部に鍼を刺し入れたいとき、例えば、体格のいい男性や女性の大殿筋を貫いて、腸骨にくっついている靭帯部分に達するためには、かなりの長さの鍼が必要です。 坐骨神経痛の治療のために、大腸筋に鍼を...
刺絡

刺絡と、感覚神経と、意識・意欲

精神的な病症と戦う患者さんがいらっしゃって、もう3年ほどのお付き合いになるのだけど、体の中の「不必要な熱の感覚を取りたい」という。それは「ほてり」というものだと思う、という。『不必要な熱の感覚』という...
痛み

刺絡して、鎮痛する

瘀血(おけつ)は、東洋医学的な意味での「血(けつ)」が、体内で滞り、沈殿した状態のことを言い、西洋医学では「抹消静脈系の微小循環障害」と理解されています。 瘀血が存在すると、激しい痛みを発生させる場合...
痛み

カッピングと運動で、鎮痛する

カッピングした状態で、身体を動かしていただくことで、関節可動域を広げ、痛みを取る、という療法です。 身体機能の解釈と、鎮痛治療の技法には、いろいろなものが開発されています。 筋肉と、それを包む筋膜の癒...
痛み

ガラス製のカッピングで、鎮痛する

カッピング(吸玉・吸角)には、ポリカーボネートで作られたカップを、ポンプを使って吸引するタイプのものと、この写真のような、ガラスのカップを、カップ内の酸素を火を使って燃焼し、陰圧にして使うものの、2種...
痛み

カッピングで、なぜ痛みが取れるのか

カッピング(吸玉・吸角)をかけると、皮膚の下に紫斑ができます。 これは、陰圧にした吸角を皮膚に密着することで、皮下の血管壁が吸引されて、毛細孔隙の血清濾過量が増加した印です。これによって、筋肉自体の硬...
身体へのヒント

痛くない鍼、痛い鍼。熱い灸、熱くない灸

東洋医学の目的をひとことでいえば「体を正常なバランスに戻す」なのですが、この戻す方法には、『優しく励ます方法』と、『厳しく躾(しつ)ける方法』があり、身体の病態に合わせて、最適な方法を選択して、施術す...