「いろいろやってるから、どれが効いて治ったのかわからない」

エッセー

「いろいろやってるから、どれが効いて治ったのかわからない」

病院に通ってリハビリをやり、処方された薬も飲み、マッサージも鍼も。
体調は良くなったのだけど、どれが効いたのかわからない。そういうことってありますね。

おそらく答えは「よくわかない」だと思います。
人体はいつも変化しているので、ひとつひとつ組み合わせを試していかないと、効果を図ることができませんが、これは事実上不可能です。

病院医療も、投薬も、リハビリも、鍼やマッサージも、目的は「患者さんが病気を治す手助けする」です。「病気を治す」ことではありません。

病院医療も、投薬も、リハビリも、鍼やマッサージも、「病気を治すこと」はできません。治したのは、患者さん自身の力ですです。

病院医療も、投薬も、リハビリも、鍼やマッサージも、「患者さんに治す力を発揮していただく」ことが目的です。

どれもがそれぞれの立場で、患者さんを応援しているわけです。