「冷えは、血行不良である。だから温めると、緩解する」という西洋医学的な理解と別に、東洋医学的な冷えをご紹介します。
それは、冷えとは、絶対的な冷え=死 を極限とする、肉体の衰えの指標である、という考え方です。
人は死ぬと体が冷たくなります。
血流が停止し、臓器の栄養が断たれ、肉体が死ぬわけです。
身体が冷えるということは、熱を持って活動している状態=健康 から遠ざかり、死に近づくことを意味するというわけです。
となると、冷えの問題を解決するためには、単純に体を温めればいい、というわけにはいかなくなります。衰えた健康を取り戻さなければならない、ということになります。