冷えについて #04

冷え

冷えについて、別の観点から考えてみましょう。

半袖半ズボンで走り回る少年・少女たちは、寒くはないのでしょうか。生足で登校する女子高生たちは、風邪をひかないのでしょうか。寒中水泳をする若者は、大丈夫なのでしょうか。

寒い環境に身を晒せば、必ず身体は冷える、これはあたりまえです。暖かい手でその肌に触れると、冷たい。触られた側は、温かい。体は冷えている。

でも、問題は「体が冷えているか」ではなく、それを「不快に感じるか」なのです。

寒気の中を走り回る子供たちは、それが楽しくて、冷えた体が不快ではない。気合が入った若い女子高生は、寒風に足を晒しても、寒さを気にしない。

つまり、冷えの対策とは、身体が冷えていることに、不快な感覚がないようにする、と考えることもできます。