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東洋医学と西洋医学は、安易に混ぜ合わせられない

(掲示の形式が異なるので、ちょっと当惑した)先日、脊柱管狭窄症の治療に関する講習会に参加した。講師は、斯界に実績のある、長く病院で慢性疼痛の治療に当たっていらっしゃる先生である。最後になって、参加者か...
トピック

「体を休める」というのは、どういうことなのか

作家池波正太郎は、毎週日曜日の朝、なじみの鍼灸師にかかる。「身体にも、1週間に1度は、休みが必要だろう」と言ったという。ところで「体を休める」とはよく言うが、それは、どういうことをするのだろうか。寝る...
トピック

顔に水をつけるのが嫌な人は、泳ぐことはできない

「鍼灸 (はり・きゅう) を受けると、身体の疲労が回復する。以前は、仕事がこみ合ってくると、鬱っぽくなったけど、鍼で身体の疲労が回復すると、鬱がおさまり、現実的な感覚がよみがえってくる」と言っていただ...
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病院に行くのが好きだ、という患者さん

二人の患者さん、A さんと B さんは、ほとんど同じ病を得ていて、進行レベルも、ほぼ同じ、生活への支障もほぼ同じレベル。A さんは、病院へ行くのが、大好きだ。「だってあそこに行くと、私と同じ境遇の人が...
身体へのヒント

身体の熱は、本当に気温のせいなのか

「暑い暑い」と、ハンディファンを顔ぎりぎりまで近づいて、ハンドタオルで汗をぬぐう。顔や額だけでなく、頸の前後の汗もぬぐう。確かに暑いことは暑いのだけど、こういう方の多くは、何か、暑さによる不快を越えた...
エッセー

ぎっくり腰や五十肩は、最初の1週間が勝負

※ 以下、腰痛や頚肩部の、主に筋肉・腱・神経に由来する痛みについて述べる。感染に伴う痛みや、組織破壊を伴う発痛については、対象としていない。「急性期」とは、同じ症状が3ヵ月程度継続していることをいう、...
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幕末の皇室政治は、新鮮

幕末の人々は長らく討幕派・維新政府派を主体とする「革命史」の中での立場から、語られることが多かったから、守旧派であったり、反体制的立場の人間の扱いが、類型的で、ぞんざいになった恨みがある。今から思うに...
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本当に意味が通じているのか、きちんと考えること

今日、英語ネイティブの患者さんを拝見していて、気づいたのだけど。鍼の有効性の説明に「autonomic、sympathetic、parasympathetic nerves」という、うろ覚えの言葉を使...
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私は、患者さんではありません

そういわれてはっとした、という医師のエッセーを読んだことがある。一度にに多数の患者さんを相手にする医師であれば、各人の固有名をいちいち把握するのは面倒ではあるし、あまり意味も感じないのかもしれない。し...
身体へのヒント

医療感を身につけられた患者さんが、いらっしゃる

患者さんの中には、例えば『癌サバイバー』のように、重篤な病気を経験され、治療し、あるいは治療の過程でいらっしゃる方がいる。その方の多くは、その過程で、その方の「病気感」「治療感」といったものを身につけ...