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治療家と患者の、上下関係の有利、不利

医療関係者の中には、家族を診ないという方がいる。その理由はなぜなのだろう。年配の医師に問うと「情が入ってしまい、客観的な立場を維持しにくい」とおっしゃったりする。そうなのだろうか。もちろんそういう方も...
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色の攻撃性について

色彩は、人の感情を突き動かす。そのパワーが強すぎる、あるいは、そのパワーを受け止める感受性が強ぐぎると、受け手によっては、感情の撹乱が引き起こされる。それに比べて、無彩色は安心である。このような色の好...
トピック

体温とは別の『熱感覚』があるのではないだろうか

2023年の夏は6月から始まり、10月の声を聞いて、ようやく秋めいた瞬間が感じられるようになりました。でも、風が吹くと涼しいものの、風が停まると一転、暑苦しく感じられ、まだ愉快な陽気とは決していえませ...
冷え

気候の微細な変化に、身体はそれに見合わない大きな変化が起こる

(大学に入って初めて買ったパックが、古道具屋にあった)昨日まで快適だったスニーカーソックスが、今日は足元から冷感が立ち上がり、とっても不愉快だ。同じ素材の、少しだけ丈の長いソックスに変えたら、快適にな...
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スターバックスは、私にとっては希望への窓なのです

(ビートル。ブラジル製のを3年くらい乗っていた)私は1958年の生まれなので、初めて東京と大阪を移動したときは、特急『こだま』で8時間かかった。東京から福岡に転居するときは、電車の乗り継ぎで、夜半大阪...
エッセー

ある日を境に、身体の調子ががらりと変化する

ステロイド剤での調整を欠かせないほど深刻ではないけど、通年的に「痒み」に煩わされる患者さんがいらっしゃる。来院されて、以下のようなお話をされる。「風が冷たくなったな、もう秋だなと思った夜、風呂あがりに...
エッセー

医療は人間が行うべきなのか、AIが行うべきなのか

表題の件を、粗々(あらあら)で考えてみた。医療は、治療者と患者の間に「人間的な影響」を排除することが難しい。大きな病院などは、人事上の問題もあって、例えば、患者が、担当医師と依存関係に陥ることを、でき...
身体へのヒント

季節の変わりめの身体は、意識よりも疲れている

9月末から10月初頭。夏から秋への移行の季節。「この時分になると体調を壊す」と来院される方が多くなる。症状は、さまざまなのだけど、印象的なものを一つ挙げると、主訴は「首のあたりがざわつき、眠りが浅い」...
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東洋医学と西洋医学は、安易に混ぜ合わせられない

(掲示の形式が異なるので、ちょっと当惑した)先日、脊柱管狭窄症の治療に関する講習会に参加した。講師は、斯界に実績のある、長く病院で慢性疼痛の治療に当たっていらっしゃる先生である。最後になって、参加者か...
トピック

「体を休める」というのは、どういうことなのか

作家池波正太郎は、毎週日曜日の朝、なじみの鍼灸師にかかる。「身体にも、1週間に1度は、休みが必要だろう」と言ったという。ところで「体を休める」とはよく言うが、それは、どういうことをするのだろうか。寝る...