カッピングと運動で、鎮痛する

痛み

カッピングした状態で、身体を動かしていただくことで、関節可動域を広げ、痛みを取る、という療法です。

身体機能の解釈と、鎮痛治療の技法には、いろいろなものが開発されています。

筋肉と、それを包む筋膜の癒着をはがす、筋膜(ファシア)リリース

筋膜を、身体に広がる連結体としてとらえ、そのバランス調整を図るアナトミートレインなど、身体の構成組織について、どの部分に着目して治療を行うのか、いろいろな手法が利用されています。

東洋医学の世界では、人体を筋肉の集合体とする経筋という考えが古代からあり、これを緩めることを舒筋(じょきん)と呼びます。

現代では、運動鍼ともいい、鍼を経筋に刺した状態で運動していただき、機能回復と鎮痛を同時に図ります。

写真は、俗に言う五十肩治療の治療を行っています。鍼を刺した状態での運動は、それなりに苦痛を伴うので、その代わりに、問題を起こしている経筋にカッピングをして、関節を動かしていただきます。

運動器の機能障害には、単なるカッピング以上に効果を生む手法です。