Staff Blog

Staff Blog

顔に水をつけるのが嫌な人は、泳ぐことはできない

「鍼灸 (はり・きゅう) を受けると、身体の疲労が回復する。以前は、仕事がこみ合ってくると、鬱っぽくなったけど、鍼で身体の疲労が回復すると、鬱がおさまり、現実的な感覚がよみがえってくる」と言っていただ...
Staff Blog

病院に行くのが好きだ、という患者さん

二人の患者さん、A さんと B さんは、ほとんど同じ病を得ていて、進行レベルも、ほぼ同じ、生活への支障もほぼ同じレベル。A さんは、病院へ行くのが、大好きだ。「だってあそこに行くと、私と同じ境遇の人が...
身体へのヒント

身体の熱は、本当に気温のせいなのか

「暑い暑い」と、ハンディファンを顔ぎりぎりまで近づいて、ハンドタオルで汗をぬぐう。顔や額だけでなく、頸の前後の汗もぬぐう。確かに暑いことは暑いのだけど、こういう方の多くは、何か、暑さによる不快を越えた...
エッセー

ぎっくり腰や五十肩は、最初の1週間が勝負

※ 以下、腰痛や頚肩部の、主に筋肉・腱・神経に由来する痛みについて述べる。感染に伴う痛みや、組織破壊を伴う発痛については、対象としていない。「急性期」とは、同じ症状が3ヵ月程度継続していることをいう、...
Staff Blog

幕末の皇室政治は、新鮮

幕末の人々は長らく討幕派・維新政府派を主体とする「革命史」の中での立場から、語られることが多かったから、守旧派であったり、反体制的立場の人間の扱いが、類型的で、ぞんざいになった恨みがある。今から思うに...
Staff Blog

本当に意味が通じているのか、きちんと考えること

今日、英語ネイティブの患者さんを拝見していて、気づいたのだけど。鍼の有効性の説明に「autonomic、sympathetic、parasympathetic nerves」という、うろ覚えの言葉を使...
トピック

私は、患者さんではありません

そういわれてはっとした、という医師のエッセーを読んだことがある。一度にに多数の患者さんを相手にする医師であれば、各人の固有名をいちいち把握するのは面倒ではあるし、あまり意味も感じないのかもしれない。し...
身体へのヒント

医療感を身につけられた患者さんが、いらっしゃる

患者さんの中には、例えば『癌サバイバー』のように、重篤な病気を経験され、治療し、あるいは治療の過程でいらっしゃる方がいる。その方の多くは、その過程で、その方の「病気感」「治療感」といったものを身につけ...
Staff Blog

見えているものは、何なのだろう

昔から見えているものは、人によって微妙に違うのではないか、と疑っていた。私が美しいというものを、美しいと感じない人もいるし、その逆も多い。私は絵を描かないけど、絵を描くと (その技術が十分にあれば) ...
Staff Blog

先駆者と、戦後という時代について

多くの人に支持されないことを始めた者が持つ、ヒリヒリした疎外感と、それを失った後の余生の物語。女王様のようにふるまっていた安井かずみが、京都のボンボン加藤和彦と結婚したときには、とってもびっくりしたの...