「座っていない人のオッズ比を1.0とすると、余暇時間のほとんどを座っている人は3.9倍、仕事中ほとんどを座っている人では1.5倍も、抑うつ・不眠症が生じやすかった」的な論法で、表紙の『がん、心臓病、不安・抑うつも招く 座りすぎが、寿命を縮める!』となる。
まあ仕事柄目を通しておくかと、一読したけど、特に目新しい情報はない。
座りすぎによって起こる弊害は、ジムでのトレーニングでは相殺されない。そして、それの回避法は「30分に一回立つこと」と「正しく座ること」である。
問題は複雑な因子によって発生しているのに、このように単純化する以外に、問題の理解を進める方法はないのだろうか、といつもながら考えてしまう。