アフリカで日本のお灸が大活躍 薬副作用緩和に

身体へのヒント

結核で毎日約2000人が亡くなるとされるアフリカで、英国のチャリティー団体「モクサアフリカ」が日本のお灸に着目し、薬の副作用を和らげるのに活用しています。

モクサアフリカは、お灸に使う「もぐさ」が名前の由来で、英国のしんきゅう師、マーリン・ヤングさんらが2008年に設立。米国のしんきゅう師免許を持つ日本人の伊田屋(いたや)幸子さんも参加しています。

お灸の効果を科学的に調べる研究行い、180人の結核患者を対象に、薬の投与のみと、薬にお灸も加えたグループの経過を比較したところ、お灸をした患者の方が結核菌を排出して他人に感染させる期間が縮まった割合が高く、関節痛も減らせた。免疫力が高まったためと考えられるという。

ヤングさんは「お灸は安価で水も電気も要らない。さらに研究を続けて困っている人を助けたい」と話しています。

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