樹木のセミの抜け殻、ブロック塀を這う毛虫、宙を舞う蝶、地面に落ちた蝉。
線香のにおいと汗のにおいがする。
楽しげな話し声がして、また、静かになる。
いたるところで、交差して、挨拶をする。
そういう季節だにゃー。
きっと、僕たちを脅かすものでは、ないのだ、と思う。
楽観と敬虔は、両立するものなのだと、思う。
しばらく、空気が混ざり合うにゃ。
こういう時は、決断をするよりも、様子をみておくのが良いにゃ。
台風の時みたいに。
何かを「する」ことだけが、物事を前進させるわけじゃないのにゃ。
まぁ、あと一,二週間くらい、そういう時期だにゃー。
そういえば、八月二十五日頃には、僕の住む町でも、盆踊り大会があるみたいだにゃー。楽しみだなあ。