気候が不安定になると、まず消化器症状が現れ、それが自律神経失調症に進む

メンタル_自律神経失調

季節の変わり目になると、「食欲がわかない」「食べると気分が悪くなる」という消化器症状や、極端な場合は「食事のしたくを始めると、気分が悪くなる」「食べ物の匂いをかくと、吐き気がする」という精神的症状が現れる方もいしゃっらいます。

身体状態に敏感な方は、この季節はよく「胃が動かない」「腹部が硬い」という自覚症状がある、とおっしゃいます。

消化器症状が、自律神経失調症の始まりに思えるとも。胃が動かないという感覚が、異常発汗・動悸・眩暈・頭痛・便秘など、他の症状を連鎖的に誘発していく前駆症状と感じられるようです。

このような袋小路に陥ると、軽微な自律神経失調から、鬱的な気分障害へ進んでしまう危険があり、その前に対処が必要です。

このような症状は、消化器科にかかって、薬事治療を行っても、なかなか改善しない場合があるようです。

鍼灸は、自律神経の安定を図るノウハウが歴史的に蓄積している点が、特徴です。施術中に「胃が動きだす」ことが自覚できます。このような症状にお悩みの方は、一度鍼灸院にご相談くださるといいかもしれません。

このように自律神経は、とっても繊細なので、季節の移り変わりや、人間関係のささやかな齟齬など、いろいろなものに悪影響を受ける可能性があります。

でも逆に言えば、いろいろな処置によって好影響を与えることも可能です。どのような治療、処置でも構いませんから、自律神経の安定に向かうものをぜひお選びください。