久しぶりに早稲田通りを歩き『早稲田松竹』がまだ盛業中であることを喜んだ。この近くに、クラシック喫茶の『らんぶる』もあったはずだが、それは、もうどこだったか知れない。
1977年4月3日に初めて学校に登校し、クラス分けの発表を受けて、都立家政の自部屋に帰ろうと、早稲田通り南側を歩いていると、早稲田松竹があり、ダスティン・ホフマンの「レイニー・ブルース」がかかっていた。併映は、ジャック・ニコルソンの「さらば冬のつばめ」だった。どちらも、志に違い、不遇な人生を生きた人間の物語だ。その頃は、そういう人生に、惹かれるものがあったのかもしれない。18歳だから。
今でも、2本立てなのだな、とポスターを見ていたら、「さらば冬のつばめ」が予告されていた。今でも、この映画は人気があるのだな。今日が、4月3日ではないのが、ちょっと残念であるけど。