体温とは別の『熱感覚』があるのではないだろうか

Staff Blog

2023年の夏は6月から始まり、10月の声を聞いて、ようやく秋めいた瞬間が感じられるようになりました。でも、風が吹くと涼しいものの、風が停まると一転、暑苦しく感じられ、まだ愉快な陽気とは決していえません。

こういうとき、身体がぞわぞわして、ぼーっと熱があるような感覚があって、なかなか寝付けなかったり、日中もイライラしたり、突然汗が吹き出し停まらなくなったりと、不快な感覚が続いたりします。ぞわぞわするので、風邪をひいたのかと、体温を測ってみるのですが、平熱。微熱があるのかと思ったのに。

この晩夏などの「身体がぞわぞわする」感覚の正体は、なんなのでしょうか。

こういうとき、首の付け根や腰の上に、暖かいアンカのようなものを当ててみて「ほっとするような感覚」があるのなら、それは体が冷えている証です。

身体が冷えている? 外気温は30℃もあるのに?

冷えてるのです。

いっぽう、ぼーっとするので、顔色を見ると、赤ら顔。これは体の上部は、熱がある証拠です。

これは、身体が熱を持っているのです。

冷えと熱が同時に起こっている。

正確には、感覚神経が正常に機能していないため、温度感覚が混乱しているのです。これを表すとっても便利な言葉が、西洋医学的にはあります。『自律神経失調症』です。

ちょっと違った観点からですが、日本の伝統的な表現では『夏バテ』といいます。

この場合、バテているのは、頭や筋肉ではなく、身体状態を正常に保つメカニズムがバテているのです。

土用の丑の日に鰻を食べたり、暑い風呂に使って暑気を飛ばしたり、といったことは夏バテの予防に「精をつける」ための予防手段で、実際にバテてしまってから、油の強い蒲焼を食べて胃に消化負担をかけたり、熱水と冷水をかけて体力を消耗させることは、こうした症状の回復を妨げる可能性が高いので、ご注意ください。