同性婚について

Staff Blog

2024年03月14日。札幌高裁は、高裁として初めて、同性カップルの婚姻を認めない民法・戸籍法の規定は、憲法違反であるとの判断を示した。

画期的だったのは、「法の下の平等」を定めた憲法14条に加え、結婚の自由を保障する憲法24条でも違憲と判断し、両者の合意による同性婚を認めない現行制度は、違憲であるとした点である。

来年か、再来年には、最高裁の判決が出るだろうが、立法府はさっさとこの問題について、有意義な議論と、適切な立法を行うべきである。

私のように、ささやかな実生活を送っている者でも、このような政治的不利益を被っている方たちを目にすることがある。

同性婚について、私は、賛成である。

私が言いたいことは、ニュージーランドの議員モーリス・ウィリアムソンが、2013年に国会で「婚姻平等法案」の最終審議の際に行った、以下のスピーチに尽きている。

「明日も世界はいつものように回り続けます。 だから、大騒ぎするのはやめましょう。 この法案は関係がある人には素晴らしいものですが、関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけです」

合理性を欠いた損得勘定で、他者の人生に干渉するのは、すぐにやめにしてもらいたい。