平均寿命世界一。香港における中医について #1

身体へのヒント

お休みをいただき、香港の浸會大学中医薬診所に研修に出かけてきました。

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院のある「霊実銅鑼湾医療中心」は香港島の中央部。付近はビジネス街で、東京でいえば八重洲・銀座という感じの場所です。こちらのしゃれたビルの17階に同診療所はあります。

私がついたのは、彭増福先生(写真中央)。

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先生は、伝統中医学だけではなく、西洋医学的な要素を強く加味した独自の「トリガーポイント理論」を推し進めらていて、年に複数回、請われてアメリカやオーストラリアに医療研修に出張されるようです。

患者さんは、受付後、先生の個室に入り、問診を受けます。再診の場合はだいたい5分弱。終わると、隣の処置室に移動します。

鍼の施術は2~3分程度。平均20本前後を刺し、危険部位以外は10分程度置鍼します。
追加的に、吸玉や走缶、低周波パルスなどが必要な場合は、アシスタントが行います。
先生は中医には珍しく、筒内の鍼を叩いて身体に挿入する日本式の鍼を使います。ベッドは3台あり、置鍼が終わった患者さんから終了となります。

費用は自由診療のみで、鍼灸の施術だけだとだいたい1回1万円。必要なら別に薬が処方されます。薬も日本のような粉末剤ではなく、方剤生薬なのでそれなりに値が張ります。

彭先生クラスで、多い日で1日30人くらい担当します。

主訴は、日本と同じく肩関節周囲炎や腰痛が多く、他に慢性頭痛、難聴、不定愁訴など。別に婦人専門科があるためか、不妊・婦人病関連の患者さんは少ないようでした。

特徴的なのは、自閉症の小児患者が多いこと。

頭への鍼・置鍼を中心に、手足のツボにも。初診では無反応だった子供が、やがて鍼を痛がり多動的になり、それが安定していきます。

場所柄もあるのか、患者さんは裕福な方が多いようにみえました。カルテは先生のみ閲覧できるので、職業を伺い、身につけている衣服やアクセサリーからの推測ですが。

『平均寿命世界一。香港における中医について #2』 はこちら。

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