辛いむくみ。どうすればいいのでしょうか。

身体へのヒント

夏ですし、また水をたくさん取るダイエットもはやっていますから、水分をたくさん飲む傾向が強いようです。ですが東洋医学では、たくさん水を摂ることがいいとはいいません。水はキチンと代謝されないと身体に悪影響を起こします。その代表がむくみと冷え。

現代人のほとんどは冷えています。のぼせるから私は冷えじゃないのでは?という方がいますが、その場合も大抵は足が冷えています。これは相対的な熱と冷えのバランスが崩れた状態。身体は上半身は熱を持ちやすく、下半身は冷えやすいのです。

ではむくみ、どう対策すればいいのでしょうか。

まずは、冷え対策。特に下半身を冷やさないことが大切です。

次は利尿。東洋医学の古典『金匱要略』に「上半身のむくみは発汗で、下半身のむくみは利尿(尿をだすこと)で治す」という記述があります。下半身のむくみは排尿を促すことで解消しやすいという古代の知恵です。そこで利尿作用のある食品を摂ることがむくみ解消には必要になります。料理の味は薄めに。小豆や大豆などの豆類にも利尿作用があります。

最後が現代人には一番大切かもしれない、糖質制限。特に砂糖を摂らないこと。糖質1gに対して水3gが溜め込まれるといわれています。実際、糖質を制限すると小水の量が格段に増えます。気になる方は、いちどトライして効果を確かめてみるのもいいかもしれません。