神様が君の写真を撮ってくれていたらいいのに。
歩く君、キーボードを叩く君、料理をする君、満員電車で揺られる君。
君はずいぶんいろんなことをやっている。
その全てを知っているのが神様だけなんてあんまりだな。
あーあ僕が写真を撮れたらいいのに。
君がしている全てのことを、写真に収めて、アルバムにして、君に持っていってあげたい。
典型的占いが、君は真面目で、努力家で、堅実でと言うんだけれど。
そうすればそうする程、君は、その檻に閉じ込められてしまい、その役割を降りられなくなるんだ。そうでしょ?
(これ以上この人を縛るものを増やしてどうするんだ。もっと有用なことを言ってあげてくれよ。)
君に「足りない、足りない」と追い立て続けるものたちを僕は一掃してやりたい。
君に足りないものなんて何一つないだろう。
雲一つない青空の下、寝っ転がる。
それだけで完璧だ。
「そんなに頑張っていてすごいね」と
「そんなに前にばっかり進んでいなくてもいいんだよ」
両方言ってあげないと気が済まない。
誰も罪を犯さないなら、罰を用意する必要なんてないんだ。
車が前にしか進まなくてよいなら、バックする機能は要らないんだ。
写真の件は、僕がいつか、神様に頼んでおくことにする。


