痛み

身体へのヒント

ジャニーズ、ジュリーと五十肩・慢性疼痛

私が研修学生だったころ、先生の鍼灸院に60代の女性が「肩が痛くて挙がらない」と来院された。週末にジュリー (沢田研二) のコンサートがある。「ジュリーは私の青春」で「絶対に手を振り上げて応援したい」と...
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リウマチによる関節変形の痛み、足の裏の痛み

写真は足底部の疼痛を訴える患者さんに、お灸をしたところ。米粒大のお灸を、それぞれ100個づつ据えたところで、ようやく熱さを感じ、終了。健常な方では1個でも「あちっ」となる熱さなのですが。お灸の目的は、...
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何が痛みを増幅させるのか

皮肉なことですが、『痛みに生きる人』ともいえる方がいらっしゃいます。雑感をメモ的に書かせていただきます。(1) そのような方の多くは、幼少時における両親との不幸で歪んだ交流の中で、真に甘え、かまわれた...
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痛みの施術の前には、コーヒーを飲まない方がいいかもしれません

『カフェインの存在は鍼灸の鎮痛作用に干渉する』Fujita.T, Feng C, Takano T上記の論文で、痛みの緩和を目的に鍼灸・指圧を受ける場合、当日の朝からお茶やコーヒーを飲まない方が、高い...
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慢性疼痛の最新研究:「社会的敗北ストレス」が悪化を促進する

ある痛みが重篤で慢性化する過程には、「社会的敗北ストレス」が強くかかわっているという説が有力視されています。滋賀医科大学病院教授 福井弥己郎先生の発言を、辻本が要約しました。(文責は辻本にあります)2...
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肩こり・腰痛の鍼灸:7  胃や腸が悪いと肩こりになる

身体のなかの水分の循環性を維持するためには、五臓の「肺・脾・腎」が重要なのですが、これらのうち「脾」は、消化器を正常に働かすためにも重要な役割を果たします。さらに「脾」は「胃」と協調して働き、両者は相...
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肩こり・腰痛の鍼灸:6  座り続けると肩こりになる

体内の不要な水分=湿が、肩こりを引き起こす原因の一つである、というお話をしました。「飲んだ水を、体の中を巡らせて、尿や汗として体外に排出する」という身体の働きは、東洋医学では、いわゆる五臓の「肺・脾・...
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肩こり・腰痛の鍼灸:5  食べ物・気候と肩こり

「仕事が忙しいと、肩がこる」というのは理解しやすいのですが、食べ物や気候も、肩こりを生むというお話です。鍼灸を初めとする東洋医学の起源は、中国に求められます。この中国ですが、今でこそ共産党政府によって...
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肩こり・腰痛の鍼灸:4  同じ姿勢を続けていると起こる肩こり・腰痛

地球には重力がありますから、ほっておけば骨や内臓は下に落ちてしまいます。これでは困るので、姿勢を維持するために、骨格筋という大きな筋肉が人体の構造物を支えています。骨格筋はとても大きな筋肉なので、その...
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肩こり・腰痛の鍼灸:3  外国人は肩がこらないって本当ですか

「肩こりは日本人だけだ」とか「英語で肩こりにあたる言葉はない」などという人がいます。確かに、欧米では「肩こり」が大きく喧伝されることは少ないようです。かつては日本人の食糧事情に、その後はストレスの高い...