身体へのヒント

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脳梗塞後の鍼施術10回で、死亡・機能障害等後遺症が少なく

鍼は痛みを和らげるなどの効果を期待され、さまざまな場面に応用されています。大きな効果を期待する試みとして、脳梗塞の治療に加えた研究があります。中国の新たな研究で、800人を超える対象者集団について鍼の...
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『難病』の対策について:全身性のしびれ・痒み・ほてり

多岐に渡る症状を抱え、何種類もの専門病院・専門科にかかり、数多くの薬を服用しても、いぜん症状が寛解しない、いわゆる『難病』に苦しんでいらっしゃる方を拝見いたします。 私どもは、西洋医療を否定するわけで...
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腰痛とは何か #3 腰への負担の強度と腰痛の間に、因果関係はありません

この点について、いろいろな研究結果が発表されています。 例えば、農業従事者1.221名と、非従事者1.130名を対象にした前向きコホート研究では、「腰への負担が大きいほど腰痛発症率が低下している」とい...
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腰痛とは何か #2 まだ腰痛の痛みの原因を、正確に知る方法はありません

メディアはもっともらしい腰痛予防法を伝えますが、腰痛の原因が解明されなければ、有効な予防法を確定することはできません。 現時点で大きな障害となっているのは、一般的な非特異的腰痛と、特異的腰痛に関する診...
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腰痛とは何か #1

オーストラリアの疫学研究によると、 1.腰痛発症率は30代が最も高い 2.全体の有病率は60~65歳まで増加するが、その後徐々に減少する 3.危険因子として低学歴・ストレス・不安・抑うつ・仕事への不満...
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モートン病は治らないのか?

モートン病は整形外科医によっては「不治の病」と言うらしい。「不治の病」などと軽率にいうものではないと思う。私は、何人かのモートン病の患者さんの鍼灸を行っている。今日通信の途絶えていた患者さんからSNS...
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アトピー性皮膚炎の施術雑感

今日最後の患者さんの主訴はアトピー、12回目である。 腹臥位で施術していたとき、その首筋がとてもきれいで、最初のころの荒れた肌を思うととても感慨深かった。カルテを見返すと6回目くらいでほぼステロイド剤...
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持ち上げ方の工夫も、サポートベルトも、腰痛予防に効果はありません

荷役作業従事者の腰痛予防をテーマにしたRCT(ランダム化比較試験)とコホート研究を分析した体系的レビューによると、重量物の持ち上げ方に関するアドバイスやサポートベルトに腰痛予防効果はなく腰痛による活動...
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鍼を刺すことで、筋膜内の筋肉の動きが滑らかになり、痛みが取れます

筋膜内の滑走性を高めることで痛みを取ることが注目されています。西洋医学的には、生理食塩水などを注入する方法が取られるようですが、鍼でも同じ効果が出せます。添付の映像では鍼の刺入によって、筋膜内の筋肉の...
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鍼灸はどうして効くのか -現代的解釈(西洋医学的解釈)#4

(「3.鍼灸は、オピオイドを初めとする脳内物質の分泌に影響を与えます」からの続き) 鍼灸を行うと、うつや不安・慢性痛の解消も期待できます。 前頭葉は、我々の認知や思考を司る場所ですが、ストレスに影響を...