身体へのヒント

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施術中、いったん悪化したようにみえるいわゆる「好転反応」について

「好転反応」という言葉があります。 主訴となる症状が「一過的に」ぶり返したかのように見える現象を主に指します。 これは医療関係者にとって、大変便利にも使える言葉で、いわゆる健康食品や健康器具や化粧品な...
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外科手術を受ける前に、鍼灸を受けておくといいという研究結果があります

頚椎の手術後の痛みを「鍼灸で最小限に抑えられるか?」という、『World Chinese Medicine』に2014年に掲載されたFoshan Chinese Medicine Hospitalの研...
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米国「TIME」誌に「首の痛みに鍼灸が効果的」という記事が掲載されました

アメリカのタイム誌に、2015年鍼灸が首の痛みに実際に効果があるという記事が掲載されました。リンクはこちら(英語です)。 以下要旨です。 米国内科学会によって発行されている医学雑誌である「Annals...
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繊維筋痛症などの原因不明の激痛の対策 火鍼での処置

繊維筋痛症や慢性疲労症候群などについては、きちんとまとめた文章にしたいと思っています。ですので、ここでは雑感的な感じでお読みくださると幸いです・ 「疼痛」について解説するのはとても大変なのですが、繊維...
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脳梗塞後の鍼施術10回で、死亡・機能障害等後遺症が少なく

鍼は痛みを和らげるなどの効果を期待され、さまざまな場面に応用されています。大きな効果を期待する試みとして、脳梗塞の治療に加えた研究があります。中国の新たな研究で、800人を超える対象者集団について鍼の...
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『難病』の対策について:全身性のしびれ・痒み・ほてり

多岐に渡る症状を抱え、何種類もの専門病院・専門科にかかり、数多くの薬を服用しても、いぜん症状が寛解しない、いわゆる『難病』に苦しんでいらっしゃる方を拝見いたします。 私どもは、西洋医療を否定するわけで...
エッセー

腰痛とは何か #3 腰への負担の強度と腰痛の間に、因果関係はありません

この点について、いろいろな研究結果が発表されています。 例えば、農業従事者1.221名と、非従事者1.130名を対象にした前向きコホート研究では、「腰への負担が大きいほど腰痛発症率が低下している」とい...
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腰痛とは何か #2 まだ腰痛の痛みの原因を、正確に知る方法はありません

メディアはもっともらしい腰痛予防法を伝えますが、腰痛の原因が解明されなければ、有効な予防法を確定することはできません。 現時点で大きな障害となっているのは、一般的な非特異的腰痛と、特異的腰痛に関する診...
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腰痛とは何か #1

オーストラリアの疫学研究によると、 1.腰痛発症率は30代が最も高い 2.全体の有病率は60~65歳まで増加するが、その後徐々に減少する 3.危険因子として低学歴・ストレス・不安・抑うつ・仕事への不満...
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モートン病は治らないのか?

モートン病は整形外科医によっては「不治の病」と言うらしい。「不治の病」などと軽率にいうものではないと思う。私は、何人かのモートン病の患者さんの鍼灸を行っている。今日通信の途絶えていた患者さんからSNS...