噛みしめ、目の疲れ、顔面疲労に

長い、太い、強い鍼

現代人は、その意識があるか、ないかに関わらず、ほぼ全員、仕事や、ゲームや、SNSへの集中の代償に、眼精疲労を起こし、歯を噛みしめ、頬を強張らせて、頭・顔面部を過剰に緊張させています。

顔面や頭部の皮膚、筋肉、腱が凝ると、当たり前に、感覚神経は「不快である」旨を脳に伝達します。そんなとき、脳が「だったらゆっくり休もう」と言ってくれればいいのですが、大抵は末端からの情報を無視するか「もうちょっとだけ頑張ろう」と、疲労状態を受け入れてくれません。その結果、頭痛・眼精疲労・耳鳴り・口腔内の痛みといった、多岐に渡る症状を誘発します。

そこで、筋肉・腱や腱に、鍼を刺し入れ、血行を回復し、痛みや不快を引き起こす労廃棄物を排出しましょう。

疲労は、目だけ、顎だけ、などと、部分的に発生することはありません。関わりを持つすべての筋肉・腱が、同時に疲労するのです。

写真は「ほうれい線を消す」「小顔に見せる」といった『美容鍼』ではありません。三叉神経、咬筋、側頭筋など、顔面部の様々な過緊張部に、同時に鍼を刺すことで、全体の疲労を回復させることを目指しています。

鍼の数にショックを受けるかもしれませんが、刺された場所は、すでに疲労して痛みを発しているのです。多くの場合、そこに鍼を受けると、気持ちよく感じられます。