秋分から冬至までを「秋」と呼ぶとして、この季節、日に日に気温は下がっていき、日は短くなっていく。文明社会が長くなっても、体くんは、やっぱりそれが不安で心細いのかもしれない。
夏の片付けと、秋の進行と、冬の準備と。
僕たちの体くんは、今、とっても難しいことをやっているんだにゃー。
あっちの皿のものを、こっちに移しながら、バランスをとっていくように。
だから、この季節のことを「てんびん座」って呼ぶんだなぁ。
そういうとき、望遠鏡をジーっとのぞくと、星が怪しく光って見えて、目が離せなくなるかもしれない。
この季節、見たくないものは見ないで、読むのが辛いものは読まないでも、いいんだにゃー。
でも、そうやってバランスを崩すのも、この季節の一部なのかにゃー。