1.透熱灸/とうねつきゅう
もぐさを糸状~米つぶの大きさにして、皮膚におき、火をつけます。ぴりっとした感覚があります。病態が悪いときは熱を感じることがありません。この場合、熱を感じるまで繰り返し行い、ときには100荘(そう。おきゅうは「1そう」「2そう」と数えます)以上に及ぶこともあります。
2.知熱灸/ちねつきゅう
堪えきれない熱さになる直前に取ります。患者さんにとって苦痛のない灸で、いろいろな施術に使います。
3.灸頭鍼/きゅうとうしん
下半身の冷えが強い場合などに、腰や臀部に用います。体の深いところにある冷えを暖める効果があります。
4.棒灸/ぼうきゅう
腹や腰、肩などが冷えているとき、棒状の灸をカップ状のカバーに刺して、体を温めます。輻射熱による心地よい灸です。