お月見といえば、うさぎ、なのは、うさぎが月で餅つきをしている、という関連なんだろうけれど、お月見と卵が、関連性を持つようになったのは、いつからなんだろう。目玉焼きが満月のようだ、という、単純な見た目と、諸々の商業上の理由からなのだろうか。
そこかしこで、月とうさぎを目にする季節。そして卵。
なんだか、うさぎは哺乳類じゃなくて、卵から生まれる生き物だったみたいに、錯覚しそうになる。
月と卵、といえば、黄色いのか、白いのか、という共通の問いもある。
卵は白いのか、黄色いのか?
月は黄色いのか、白いのか?
月でうさぎは餅をつき、僕たちはその月を見ながら、月見団子を食べる。
ここにも奇妙なトライアングルがある。
十二支で、うさぎは「卯」と書く。
「卵」と「卯」。
「卵とうさぎ」といえば、もう一つ思い浮かぶのは、イースターだ。
イースターエッグ、イースターバニー。
卯月は四月。卯の花は、白と黄色。
そういえば、今年は卯年だにゃあ。