痛み

エッセー

慢性疼痛の最新研究:「社会的敗北ストレス」が悪化を促進する

ある痛みが重篤で慢性化する過程には、「社会的敗北ストレス」が強くかかわっているという説が有力視されています。 滋賀医科大学病院教授 福井弥己郎先生の発言を、辻本が要約しました。(文責は辻本にあります)...
身体へのヒント

肩こり・腰痛の鍼灸:7  胃や腸が悪いと肩こりになる

身体のなかの水分の循環性を維持するためには、五臓の「肺・脾・腎」が重要なのですが、これらのうち「脾」は、消化器を正常に働かすためにも重要な役割を果たします。 さらに「脾」は「胃」と協調して働き、両者は...
身体へのヒント

肩こり・腰痛の鍼灸:6  座り続けると肩こりになる

体内の不要な水分=湿が、肩こりを引き起こす原因の一つである、というお話をしました。 「飲んだ水を、体の中を巡らせて、尿や汗として体外に排出する」という身体の働きは、東洋医学では、いわゆる五臓の「肺・脾...
身体へのヒント

肩こり・腰痛の鍼灸:5  食べ物・気候と肩こり

「仕事が忙しいと、肩がこる」というのは理解しやすいのですが、食べ物や気候も、肩こりを生むというお話です。 鍼灸を初めとする東洋医学の起源は、中国に求められます。 この中国ですが、今でこそ共産党政府によ...
痛み

肩こり・腰痛の鍼灸:4  同じ姿勢を続けていると起こる肩こり・腰痛

地球には重力がありますから、ほっておけば骨や内臓は下に落ちてしまいます。これでは困るので、姿勢を維持するために、骨格筋という大きな筋肉が人体の構造物を支えています。 骨格筋はとても大きな筋肉なので、そ...
身体へのヒント

肩こり・腰痛の鍼灸:3  外国人は肩がこらないって本当ですか

「肩こりは日本人だけだ」とか「英語で肩こりにあたる言葉はない」などという人がいます。確かに、欧米では「肩こり」が大きく喧伝されることは少ないようです。 かつては日本人の食糧事情に、その後はストレスの高...
身体へのヒント

肩こり・腰痛の鍼灸:2  肩こりや腰痛は、「人生の疲れ」である。

肩こりや腰痛は、「人生の疲れ」である。 ちょっと観念的なお話ですが、肩こりや腰痛は、単純に筋肉の血行が不良であるとか、関節の柔軟性が衰えているとかいう問題ではありません。 それらが問題であるのなら、お...
エッセー

肩こり・腰痛の鍼灸:1   「痛みを取る」と「痛みが出ない身体にする」は違います

「痛みを取る」と「痛みが出ない身体にする」は違います。 痛みがあるときは、痛みを取る対策しかできません。 痛みがないときに、痛みが出ない身体にするよう対策ができます。 鍼灸院にいらっしゃる患者さんは、...
身体へのヒント

痛いところに刺す、では治らない。

モダンバレーをなさってる患者さんが来院される。 着地した時、下腿後部で「ばきっ」と音がしたと、足を引きずっておられる。お近くの整体院で5日間パルスと冷却をされたけど改善しない。 私どもで、いつもの施術...
身体へのヒント

腰部コルセットは効果があるのでしょうか?

腰痛の対策・予防にコルセットが有効であるという医学的エビデンスはありません。 これに関して、2つの意見を引用します。 両方同じ腰痛コルセットに関するコメントですが、ニュアンスは違います。辻本は個人的に...