身体へのヒント

身体へのヒント

身体の熱は、本当に気温のせいなのか

「暑い暑い」と、ハンディファンを顔ぎりぎりまで近づいて、ハンドタオルで汗をぬぐう。顔や額だけでなく、頸の前後の汗もぬぐう。 確かに暑いことは暑いのだけど、こういう方の多くは、何か、暑さによる不快を越え...
長い、太い、強い鍼

刺す鍼の数の多い、少ない

当院では、身体に刺す鍼を1本も使わない治療も行いますし、必要なら写真のような数の、長さ・太さ様々な鍼を、一回の施術に使うこともあります。 どちらが効果があるのか、それは一概に言えません。「刺せば刺すだ...
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痛みの場所に、鍼を刺すだけではありません

肩・肩甲骨の周りには、肺経・大腸経・三焦経・小腸経・膀胱経とさまざまな経絡が流れていると考えています。 痛みの場所をチェックしながらどの経絡がつまっているのかを確認し、ツボを探します。 ツボは、痛む場...
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寝違え

東洋医学では、落沈(らくちん)といいます。睡眠中の頚部の不自然な姿勢や冷え、過度の疲労などによって経絡への侵襲が起こり、気血のめぐりが悪くなって滞りが生まれ、痛みが発生します。対策法は、つまりを取るこ...
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むち打ち症

交通事故などで起こった、首部やその周辺の打ち身・捻挫・骨折・頭部外傷などをむちうち症といいます。西田皓一氏は『東洋医学見聞録』のなかで、次のように書いています。 東洋医学では「寝違い」は経絡の病であり...
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五十肩について

いわゆる五十肩といわれるものは、50代を中心として40代後半から60代前半にかけてみられる、肩関節の痛みと関節拘縮をおもな兆候とする症候群につけられた病名です。 痛みは寒冷によって増悪し、夜間に強くな...
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私は、患者さんではありません

そういわれてはっとした、という医師のエッセーを読んだことがある。一度にに多数の患者さんを相手にする医師であれば、各人の固有名をいちいち把握するのは面倒ではあるし、あまり意味も感じないのかもしれない。し...
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医療感を身につけられた患者さんが、いらっしゃる

患者さんの中には、例えば『癌サバイバー』のように、重篤な病気を経験され、治療し、あるいは治療の過程でいらっしゃる方がいる。その方の多くは、その過程で、その方の「病気感」「治療感」といったものを身につけ...
トピック

生理痛は病気です

私の師匠 金子朝彦先生の奥様 邱紅梅先生の新刊である。 邱先生は、不妊治療をはじめとする婦人病を中心に漢方薬を処方される中医師である。ライターの方が書く一般書と違って、専門性が高い情報を、わかりやすく...
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なかなか閉経せず、出血が止まらない

子宮内膜が肥厚していて、ホルモン剤を使っても、なかなか閉経とならない患者さんがいらっしゃって、次髎 (じりょう) に刺絡した。偶然かもしれないが、次の日に多量の出血をみて、止血した。 次髎は、いろいろ...