2015-11

身体へのヒント

持ち上げ方の工夫も、サポートベルトも、腰痛予防に効果はありません

荷役作業従事者の腰痛予防をテーマにしたRCT(ランダム化比較試験)とコホート研究を分析した体系的レビューによると、重量物の持ち上げ方に関するアドバイスやサポートベルトに腰痛予防効果はなく腰痛による活動...
身体へのヒント

鍼を刺すことで、筋膜内の筋肉の動きが滑らかになり、痛みが取れます

筋膜内の滑走性を高めることで痛みを取ることが注目されています。西洋医学的には、生理食塩水などを注入する方法が取られるようですが、鍼でも同じ効果が出せます。添付の映像では鍼の刺入によって、筋膜内の筋肉の...
エッセー

「福島甲状腺がん50倍」論文に専門家が騒がぬわけ

相馬中央病院 内科診療科長 越智小枝先生の「福島甲状腺がん50倍」論文に専門家が騒がぬわけ・1 という記事です。 原発事故とその後遺症の調査データについて、データの精度・解釈・推測についてクールに解説...
身体へのヒント

鍼灸はどうして効くのか -現代的解釈(西洋医学的解釈)#4

(「3.鍼灸は、オピオイドを初めとする脳内物質の分泌に影響を与えます」からの続き) 鍼灸を行うと、うつや不安・慢性痛の解消も期待できます。 前頭葉は、我々の認知や思考を司る場所ですが、ストレスに影響を...
身体へのヒント

鍼灸はどうして効くのか -現代的解釈(西洋医学的解釈)#3

(「鍼灸はどうして効くのか -現代的解釈(西洋医学的解釈)#2」からの続き) 前回解説したのは、鍼は交感神経に刺激を与えてることで対策を行う、というお話でしたが、今回は、鍼は脳内の分泌物 (オピオイド...
身体へのヒント

鍼灸はどうして効くのか -現代的解釈(西洋医学的解釈)#2

(「鍼灸はどうして効くのか -現代的解釈(西洋医学的解釈)#1」からの続き) では鍼灸を初めとする東洋医学的な効果は、現代医学的にはどのように評価されているのでしょうか。 アメリカ国立衛生研究所CAM...
身体へのヒント

鍼は、うつ病など精神疾患にも効果があります。その1

まず東洋医学的解釈についてお話します。 『気(き)』という概念がもっとも重要です。 われわれの身体には生命活動を司るエネルギー(これを「気」といいます)が循環しています。この体内の気の流れを正しく(こ...